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非売品小ネタ「美優 海の家に行く」(9)

その日の夜。
夕食時にでも俺は例の話を持ち出してみようと思っていたのだ。けれどもいざそのときとなると、臆病な性分のせいで口に出せなかった。自室ではがゆい思いを味っていると、美優がやってきて、また海に行きたいという。
こんな時間に?という目を向けた俺に、夜の海も見てみたいのだと言う。
まあいい。チャンスかもしれない。そう思った俺は、また泳ぐ気でもあるのか再び水着を身にまとった美優の後について、表に出た。

浜辺で、俺は砂の上に腰掛け、美優はなんとはなしに海を眺めながら漠然と歩いたり、立ち止まったりしていた。
少しリラックスしたような気分になった俺。
「と、ところでさ、ちょっと話があるんだけど・・・・・・」


・・・・・・それは誤りだった。言った途端に緊張で心臓がばくばく鳴りはじめた。

09.jpg

「・・・・・・い、いや、その。実は見ちゃったんだよね。俺」
「何を?」
「・・・・・・ネットで・・・・・・美優ちゃんが……ずいぶん年上そうな男の人とエ、エッチなことしてるの」
「……それ私?」
「……う、うん。誰でも見間違いようのないくらい、はっきり映ってたから」
「そっか・・・・・・」


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