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非売品小ネタ「甘い罠はフルコースで~現役女子大生西条リナ 番外編」(1)

これも久しぶりですが、カテゴリ「非売品小ネタ」の投稿です。
この投稿も今年はもう少し増やしたいと思っています。
ちなみに今回は「★現役女子大生★JD★西条リナの処世術」の
ヒロイン「西条リナ」を主人公に作成してみました。

※「★現役女子大生★JD★西条リナの処世術」については
 コチラ→ DLSITE DMM Gcolle

それでは、以下お楽しみください。




hibaihinrinahyoushi.jpg

「谷口君、君も役員になったんだから、もう少し遊びの方も憶えたら
いいんじゃないか。そういうのも見識だよ」
そんなことを先輩風を吹かして言ってきたのは、2年前に総務系の役員になった
山田という男だった。
 私は先月、色々な幸運に恵まれて、務めている会社の役員に選任された。
務めているのは携帯電話用の電子部品などを製造する中規模のメーカーで、
入社以来、私はずっと研究所での開発研究を担当してきた。そして、40を
超えた頃に私が開発した新しい製造技術が会社の利益向上に大きく貢献した
との評価を受け、46歳になった今年、役員に選任された。
 嬉しい反面、専ら開発研究の世界に向かい合ってきたのが、今後は会社の
それ以外の部分も含む広い範囲のマネジメントについて責任を負わなくては
ならないということに少し当惑してもいた。
 そう、たまたま私が開発したものが大きな結果を生んだのだが、所詮私は
内気な技術屋、根本は根暗なオタクにすぎない、人の上に立つ器などではない
と思うのだ。
 まったくそんな私に役員という大役を任すなんて……そんなことを
今日も夕方、仕事が少し落ち着いてきたころに一人考えていた。
そんなとき先の山田という役員がふと私のところにやってきて私に声を
かけたのだった。
「はあ、遊びと言いますと?」
すると山田はいやらしい笑みを浮かべて言った。
「分かるだろ君……何、分からないのか、察しの悪い男だな」
「な、何なんですか?」
「女だよ女……そうだ、君はまだ独身じゃなかったかね」
「は、はあ……そのとおりですが」私の女性経験は風俗だけだった。
「なんだ、遊びたい放題じゃないか!羨ましい!」山田が豪快に笑う。
「ですが、山田さん、この年で恥ずかしいんですけれど、私はあんまり
 女性を口説いたりするのはうまくないんですよ……」
「馬鹿。そんなの金さえあれば何の問題もないんだよ。金さえあれば
 たっぷり楽しめるサービスが色々あるんだから。まさか君がお金に
 困ってるってことはないだろ。収入も大分上がったんだろうし」
 確かに金に困っているということはなく、むしろ独り者の男としては
十分過ぎるくらいの余裕があった。
「大丈夫私に任せておきたまえ……早い方がいい、明日の土曜の予定は?
 ない?……そうか、それなら夜の七時にここのロビーで待っていたまえ、
 いいね」
 山田はなんだかよく分からないうちに勝手に私に話を進め、最後に私に
小さなマッチ箱を渡し、半ば唖然としていた私を残して、その場を去っていった。
それは都内でも有数の超高級ホテルのマッチだった。

翌日、正直わずらわしいなという気持ちでいっぱいで、どうしてその場で
無理にでも断らなかったのだろうかと後悔した。が、もう遅い。先輩の役員が
決めたことなので無視するわけにもいかず、私は夜になると渋々そのホテルに
出かけた。
そしてロビーのソファに腰かけ、煙草を吸っていると、携帯電話がなった。
電話は山田からだった。
「おう。もう着いてるかい?」
「あ、はい……5分くらい前に」
「よし。そしたらな、もう少ししたら西条さんという若いお嬢さんがそこに
 やってきて君に声をかける。君は彼女とホテルの最上階のレストランで
 食事をする。君の名前で予約がしてある。それから?その後は自由だ……
 くくく……君の希望と彼女の提案を照らし合わせて考えたまえ……」
くっくと笑いながら山田が電話を切った。
 次の瞬間「あの……」と突然後ろから声をかけられ、私は飛び上がった。
ふりかえると、若いやや派手だが魅力的な美しい顔立ちの女が立っていた。
 それではこの女が……山田の言っていた……「あ、さ、西条さん?」
「あ、はい」彼女がにこっと笑って答えた。

hibaihinrina01.jpg


次の投稿に続く










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